マスメディアを活用した商店街活性化ー名古屋・大須商店街

2013/01/30 6:37 に 佐藤篤 が投稿   [ 2013/01/30 6:42 に更新しました ]
平成25年1月30日(水) 晴れ(名古屋)



きょうは名古屋に来ています。自民党墨田区議会議員団で、名古屋市にある大須商店街を調査しました。

大須商店街は、約1,200店舗、9つの振興組合からなる巨大商店街で、イメージとしては、下町らしい浅草の雰囲気の中に、秋葉原のオタクの要素を混ぜ込んだような街です。

この商店街の特徴は、①年間7-8%の店舗が入れ替わる新陳代謝の良さが来街者を飽きさせないこと、②年数回の大きなイベントを行うことでメディアを巻込み、少ない費用で大きな宣伝効果を得ていること、③イベントの商圏が東海3県と広いこと、④ツアーではなく個人観光客が多いこと、⑤若者のアイディアを取り込み、情報化・メディア戦略に取り組んでいること、などが挙げられます。

私は特に墨田区で参考になるであろう、②のイベントと⑤の情報化戦略に注目して質疑を行いました。

②イベントについては、イベント単体では売上増につながらないものの、「他所でやっていない」「おもしろいもの」を行うことで、メディアをうまく巻込み、宣伝効果を得ています。チラシを数万枚まくより、ずっと効果があるそうです。例えば、全世界からコスプレイヤーが集まる「コスプレサミット」は、10周年を迎え、1,000人ほどが商店街を埋め尽くします。この期間は特に売上は上がらないものの、広告宣伝効果により、商店街全体の売上が上がります。

墨田区でも、ユニークなイベントを行いながら報道発表を行うことで、広告宣伝効果を得られる道を模索しなければならないと思います。墨田区ではスカイツリーの知名度がある点、非常に有利であり、これにいかに商店街を結びつけていくかが求められています。

⑤情報化戦略については、若手経営者の意見を大いに取り込み、ホームページのコンテンツやチラシ作成などを行っていました。私自身も確かに最近はインターネットで下情報を得てから買い物や食事に行くことが多く、こういった電子媒体の活用も求められてきます。

墨田区でも商店街でホームページを作成しているところがいくつかありますが、個店単位ではまだまだ追いついていない部分も多く、特に食事店では、これらの対応によって集客増につなげられる余地があるのではないかと常日頃考えています。おいしいお店は商店街にたくさんあります。

最後に、電子マネー対応についても質疑しました。墨田区でも加盟店増加が喫緊の課題となっていますが、ここ大須商店街でもなかなか難しい状況があるようです。電子マネーは独自性を求めるのではなく、思い切って大型店と共通して使えるポイントカードシステムを模索してはどうかと思います。昨年調査した、長野県佐久市の岩村田商店街は、これにより一定の成果を収めたと聞いています。


明日は、三重県津市に伺い、若者によるチャレンジショップ事業を調査してきます。こちらも商店街活性化につながるのではないかと期待しています。またブログでお会いしましょう。