「選挙カーで名前の連呼をしない選挙」やってみた。

2015/04/30 3:47 に 佐藤篤 が投稿   [ 2016/01/05 21:02 に更新しました ]
 選挙戦中はたくさんの皆さんにお世話になり、ほんとうにありがとうございました。お陰様で前回比561票得票を伸ばし、第三位・3,553票で2期目の当選をすることができました。

 今回の選挙は私にとって「静かな選挙」を目指す、一つの「賭け」でもありました。その「賭け」が見事に実ったことがなによりも嬉しく、きょうはそのお話を書きたいと思います。

 私は4年前初当選した選挙の時から変わらないポリシーがあります。それは、「選挙カーで名前の連呼しない」ということです。

 選挙とは、「住民の皆さんと候補者との約束をする機会」であると思っています。候補者は有権者にどういう政策を実現したいのか、どういう理念を持っているのかを説明し、有権者はこれを判断材料として、1票を投じ、4年間の住民意思を委ねることになるわけです。

 この大原則からすれば、選挙で最も重要なのは、住民の皆さんが候補者を選ぶための判断材料を示す、①全戸配布される選挙公報やホームページ、②お電話、③駅前や街頭での演説であります。

 私はここに力を入れ、

 ①選挙公報やホームページは私の政策を伝えるべく、文字いっぱいに書きました。

 また、②支援者からご紹介を受けた方々にお電話をし、私のプロフィールや政策のことをお知らせしていきました。

 さらに③選挙カーでの名前の連呼を封印し、その代わり、自転車と徒歩で街の路地裏まで歩き、5分ほどの政策演説を繰り返しました。時にベランダから出てきて耳を傾けてくださったり、玄関先から出てくださって質問をくださった方もおられました。そしてそこでは「対話」が生まれ、民主主義で最も大切な討議が始まります。

 これこそ「納得して1票入れる」ということなのだと思いますし、そうして入れられた票こそ、民主主義社会において正統な票であると言えましょう。この大原則に忠実に選挙をしてみたわけです。きっと住民の皆さんもこうした選挙を求めているに違いないと、前回も、今回も、住民の皆さんを信じることにしました

 選挙カーでの名前の連呼は、公職選挙法で認められた正当な戦術ではありますが、上記の選挙の大原則からすればまったく相容れませんから、私は自分の理念に則り、この方法を採用することをやめました。

 選挙カーからの連呼は、街を汚す騒音でしかないと同時に、「候補者は政策を語らない」というイメージによる政治不信をますます招くだけであると思います。

 だいたい「あと一歩必死にがんばってます」「○○に一票を!」と言われても、私がいち有権者だとして、まったく投票する気がおきませんし、引いてしまいます。どんどん政治家と距離が離れていく。政治家になる前、絶叫する連呼を聴いてそんな気持ちになったものです。この人が何をやりたいのか、私はそれを見て大切な一票を投じたいのです。

 選挙公報やホームページ、演説を見て、聴いて、そして納得して1票を投じる。

 そんな「静かで、冷静な選挙が当たり前」という時代が来ることを願って、私は今後もささやかな抵抗(?)を続けるつもりです。