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私なりの議員育休論(時短育休のススメ)

更新日:2021年8月22日

 


 よく、議員が議会を休んで、育休を取りました!と報道される記事があるのですが、私はこれに反対です。


 その理由は、次の通りです。


  1. 議員は職員と異なって「副議員」がいないため、欠席すると、私へ投票してくださった、6,189人の民意を代表することができず、多大な影響がでる(職務代替性がない)こと

  2. 議員報酬は職務対価としていただくもので、議会への欠席はこの職務を果たさないことになること

  3. そもそも議員は労働法制上、「労働者ではない」ため、育休の概念が適用されないこと(自営業者、例えば八百屋さんや魚屋さんに育休がないことをイメージしてくださると同じなのでよくご理解いただけると思います)


 ただし、産休による欠席は、母体保護の必要性がありますから、賛成しています。また、子どもが急に病気になったり、保育園から呼び出されたりということがあり、そのような場合、急に議会を欠席することは、子どもの健康という観点からやむを得ないと思っています。


 そもそも、私個人としては、議員がまず積極的に(議会を休んで)育休を取る、というのはなく、住民の皆さんが育児と向き合える時間を作ることこそ最優先で、自分のことは後回し、というくらいの慎ましさで行動したいと思っています。


 しかし、議員は育児をやるべきではない、と言っているのではなくて、育休を議会に影響ない範囲で、例えば定時退勤や土日の公務をやりくりしての育休は大賛成で、このような育休はどんどん取るべきだと考えています。例えば、生駒市長の取組みに賛同しています。


 私も現在、副議長として公務を日々行なっていますが、議会事務局と相談して、17時30分までには遅くとも退庁させていただき(この時間以降の仕事は翌日に繰越し、緊急性のあるものは電話等にてリモート対応します)、保育園の送迎、病院への通院、買い物、夕飯の用意、お風呂に入れるまでを毎日行っています。


 これが終わるのが大体20時過ぎで、この間は、区民相談や会合への参加をお断りさせていただき、相談や会合がある場合は(現在コロナでリアルの会合はありませんが、オンライン会議やオンライン懇親会がある)、その後、寝かしつけを妻に任せて20時から、再開するようにしています。


 また、土日に副議長公務が入った場合はこれを優先しますが、議員個人としての活動や地域活動は、ご理解をいただいて回数を制限し、短時間とするか、子どもが寝た20時以降に、区民相談業務を再開することとしています。


 このようにすることで、この1年間、副議長公務に穴を開けたことは1度もありませんし、議会を休んだこともありません。私個人の議員活動は制限がかかりますが、仕事の効率性をあげることで何とかまわりますし(LINE公式アカウントの開設やアウトソーシングの活用)、子育ての時間をある程度確保することができます。


 住民の皆さんの声を議会に届ける仕事を欠かすことなく、子どもと触れ合う時間を取る工夫を考えています。



 



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