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新しいスタートの夜に

執筆者の写真: 佐藤あつし佐藤あつし

東京14区松島みどり当選しました。ご支援いただきました皆様に心から感謝申し上げます。


しかし、決して喜べる勝利ではありませんでした。


開票を終え、松島「自民党は国民の気持ちから離れてしまった。もう一度その気持ちに寄り添うことができるようにしたい。」絞り出すような声で話すその弁に、私は、どこか政策論争が置き去られたこの選挙のすべてが詰まっているような気がしました。


バンザイをして皆が事務所を撤収する際、私はもういちど松島と固く握手をしました。


「代議士、先ほどの挨拶とてもよかったですよ。国民の気持ち、そういうことです。その原点に立ち返り、もういちど私たちは審判を受けましょう」と。笑顔で再スタートを誓いました。


松島とは幾度となく選挙を重ねましたが、今回の選挙戦中、初めて涙を流す瞬間を見ました。それは、私と一緒に曳舟をまわったときでした。


「これまで30年間の政治生活、心から、心から、、、感謝申し上げます。」と言ってひとり涙を流す代議士に私は「引退ですか?!まだ早いでしょう?」「そうかそうか(笑)」と笑いをとってごまかすのが精一杯でした。


でも、この人は、自分のためではなく、国民の気持ちに寄り添おうとしている、と助手席の後ろから、嬉しくなりました。


いわゆる不記載の問題は、松島にとっても、私たち地方議員にとっても一切関係のないことでしたが、同じ看板の下、たくさんのご批判をいただきました。


そのひとつひとつに真摯に向き合い、対話することを全議員が誓って選挙に臨んできました。


選対の責任者として感じましたのは、自民党は不記載だけで負けたのか?ということです。


都市部の政策に弱かったのではないか、私たち現役世代の政策が足りなかったのではないか。そんな思いで、代議士とはそのような政策作りに気を払って、皆さんに訴えてかけてきました。


松島8期目は勝利🏅となりましたが、今一度、国民の気持ちに寄り添う大切さや、私たちに足りなかった政策について、国民の皆さんから教えていただく、大切な選挙となりました。


松島リスタート!私たち墨田区議会自民党・無所属も都市型ローカルパーティとして、これからも改革の先頭に立つことを改めて決意しています。


過半数を割り、国政は混乱を窮めるでしょう。内憂外患の昨今、そのような時間は私たちに残されていないのですが、ここが踏ん張り時です。


思えば私の政治人生、初当選は野党(菅直人政権)からのスタートでした。もう一度、私たちは一から出直します。明鏡止水、むしろすっきりとした気持ちでいます。

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