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公約の達成状況(4期目中間評価)

執筆者の写真: 佐藤あつし佐藤あつし

更新日:3月7日


 公約は、投票してくださった区民の皆様と私との大切な契約です。


 選挙でお約束した内容を任期中、どの程度実現することができたのか。次回の「契約」を結ぶに足りる仕事をしてきたのか。区民の皆様の審判のご参考にしていただこうと考えています。


 このページでは、2023年4月に行われた、墨田区議会議員選挙の際に、選挙公報・選挙ビラ・演説等で区民の皆様にお約束した内容のうち、具体的な政策に関するものを記載し、随時、実現状況を更新していきます。議員任期は4年間、2027年4月30日までとなります。


 進捗状況は、未着手・不達成(0点)、進行中(60点)、達成予定(80点)、趣旨として達成(90点)、達成(100点)の6種類とします。


 公約中間評価は、90点(令和7年3月7日時点)となりました。


 

ー3期目からの積残し課題ー

実践的な防災訓練の実施 達成予定(80点)

従来型の防災訓練から、発災型の実際に即した避難所運営訓練の実施を推進します。区内の防災訓練のうち、避難所運営訓練の実施・検討率(現在70%)を80%を目指します。


  • 現在、防災課から積極的に、避難所運営訓練の実施について周知を行っていただいています(令和元年7月1日現在)。

  • 地域防災計画(本編p.27)に「実践的な防災訓練」の実施を位置付けました。



賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転・高齢者施設の誘致 達成予定(80点)

 賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転を着実に進めるほか、高齢者施設の誘致も目指します。

  • 賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転が、区議会に正式に報告されました。

  • この中では延べ床面積 5,000坪~6,000坪(約16,500㎡~約19,800㎡)、用 途としては 病院(199床)、病児・病後児等保育施設、平成30年度~令和2年度に基本計画・設計等を行い、令和2年度~4年度 に旧校舎の解体工事・建設工事、令和5年度に病院の開設予定となっています(平成29年12日、墨田区議会企画総務委員会)。



規制緩和による待機学童対策の推進 達成(100点)

 待機学童対策として、これまで社会福祉法人にのみ認められてきた補助対象を一定の基準を満たしたNPO法人等にも開放します。

  • 委員会で質問し、担当課長からは、「要綱そのものを一度見直してみたいと考えている」と答弁がありました(令和元年2月22日、墨田区議会予算特別委員会)。また、既に区内事業者からのヒアリング調査を実施済みです(令和元年6月20日現在)。

  • 医療的ケア児を受け入れた場合の看護師配置予について、議会で提案し、盛り込まれました(令和6年4月1日)。

  • 人件費高騰に伴い、補助額の増額を提案し、実施されます。(令和7年度〜)。

  • 運用上、社会福祉法人以外にも適用できるように改善されました(令和7年3月7日現在)。



文花テニスコートのオムニコート化 達成(100点)

 区内に最後に残っている文花テニスコート(クレーコート)を大規模改修し、大学誘致と関連して、文教地区にふさわしい外観を備え、オムニコート化します。このことにより、天候に左右されない、身体に負担の少ないコートの整備を目指します。

  • 墨田区庭球協会からの要望を踏まえて、実現に向けて提案を行いました(令和元年10月7日)。

  • オムニコート化について、文花地区内の移転再整備を議会で提案しました(令和4年6月24日、墨田区議会企画総務委員会)。

  • テニスコートを宮前橋公園際に移転し、文花児童館の移転と合わせてオムニコートとして整備されることが決定されました(令和6年9月17日、墨田区議会子ども文教委員会)。



公共調達基本条例(公契約を含む)の制定 達成(100点)

 自治体による調達は、自治体ができる唯一の経済対策です。このような観点から、競争原理を維持しつつ、区内産業育成につながる公共調達基本条例を制定します。また、下請け企業にもフェアな賃金を供給し、労働環境を改善するため、公契約条例も併せて制定します。


  • 政策シンクタンク青山社中株式会社と協働し、墨田区議会自由民主党政策調査部会において条例起案作業を完了しました(令和元年8月29日現在)。

  • 公契約条例の制定について、議会で提案しました(令和4年6月24日、墨田区議会企画総務委員会)。

  • 公契約条例が制定されました(令和6年4月1日施行)。



町会・自治会振興条例の制定 趣旨として達成(90点)

 

 地域コミュニティの核となる町会・自治会の自己改革を促し、時代に合ったものにしていくことで、新規参入を目指す、町会・自治会振興条例を制定します。


  • 政策シンクタンク青山社中株式会社と協働し、墨田区議会自由民主党政策調査部会において条例起案作業を完了しました(令和元年9月26日現在)。

  • 議会で提案し、墨田区議会に町会・自治会振興特別委員会が設置されました(令和2年5月27日)。

  • 墨田区議会町会・自治会振興特別委員会により、「町会・自治会振興に関する提言書」が(令和5年3月20日)区長に対して提出されました。


 

ー4期目の公約ー


新耐震住宅の耐震化推進 達成(100点)

 これまで旧耐震基準(〜昭和56年)のみに補助を出してきた耐震化予算を、熊本地震では崩れてしまった新耐震基準(昭和56年〜平成12年)まで拡大し、防災対策を推進します。



危機管理専門員(自衛官OB)の常勤採用 達成(100点)

 東京都には自衛官OBの危機管理監が採用されていますが、墨田区には採用されていませんでした。そこで、墨田区にも自衛官OBの採用を行い、大規模災害に備えた体制整備を提案したところ、非常勤職員として採用されました。

 しかし、非常勤では、①招聘出来る自衛官も限られていること、②緊急時に区長を直接補佐することができないことから、東京都隊友会墨田支部の要請も踏まえて、常勤化を求めることとしました。


 併せて、自衛官募集事務は、これまで自衛官が手書きで住民基本台帳を書き写していましたが、これを改めさせ、タックシールでの提供に切り替えました。


 自衛隊は国家の独立を守っています。自衛隊が活動しやすよう、地方議員の立場からこれからも応援していきます。



キャッシュレス・ポイント還元事業の継続 達成(100点)

 区内商業振興及び消費者に対する物価高騰対策として、キャッシュレスポイント還元事業(Paypay)の提案を行い、継続実施を求めてきました。

  • 自民党予算要望に反映させました(令和5年11月8日)。

  • 令和6年度及び7年度予算に反映され、継続実施されることが決定しました(令和6年2月5日、同7年2月3日、墨田区議会本会議)。












区内循環バスの双方向化を含めたルート見直しを推進 進行中(60点)

 区内循環バスは一方通行であり、利便性に課題があります。このため、双方向化を求めて、区議会では「区内循環バスに関する報告書」(2017年5月17日)を区長に対して提出しました。報告書提出後も、双方向化の実施に向けて、質疑を重ねています。

  • 区議会で双方向化についての方向性や課題について質疑しました(令和6年3月25日、墨田区議会企画総務委員会)















町会会館建設の際の融資制度の創設・町会の法人化推進 進行中(60点)

 これまで、いくつかの町会会館移転新設に関して仕事をさせていただきました。その際、町会・自治会館の建設にあたっての金融機関からの融資制度の必要性を感じ、制度の創設を提案しています。

  • 川崎市等の事例を研究し、制度創設を提案しました(令和4年11月8日、墨田区議会決算特別委員会)。

  • 墨田区議会町会・自治会振興特別委員会により、「町会・自治会振興に関する提言書」が(令和5年3月20日)区長に対して提出されました。この中で、町会・自治会館に関する財政的支援について明記されました。


相続登記義務化の周知 達成(100点)

 不動産登記法が改正され、令和6年4月1日から、相続登記が義務化されました。相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に相続登記をしない場合でしないことについて正当な理由がないときは、過料が科されます。

 このため、東京司法書士会からのご要望を踏まえ、相続登記の義務化を広く住民の皆様に周知することとしました。



東武曳舟駅前再開発の推進 進行中(60点)

 

 東武曳舟駅周辺について、今後再開発が予定されています。特に現在の東京曳舟病院の手前のエリアは、大きな芝生広場が予定されており、子育て世帯を中心として、曳舟周辺地区にお住まいの皆様にとって大きくメリットのある事業であると考え、この事業を推進しています。

 現在、令和7年度から、都市計画決定、都市計画事業認可等を取得できるように、準備を進めています。



子育て環境のDX化 達成(100点)

 保育園・幼稚園・小中学校・学童クラブの出欠連絡や子育て関係施設の予約などがこれまで電話のみで、保護者・施設側双方に大きな負担となっていました。

 そこで、公立施設についてはアプリ等を用いたデジタル化を進め、私立については、これらに対する補助制度を提案します。




学童クラブへの給食の導入 達成(100点)

 学校の長期休み中は、これまで、学童クラブにお弁当を持参する必要がありました。夫婦共働きまたひとり親家庭の中で、なかなかお弁当を作る時間が取れないというお声が寄せられました。

 このため、学童クラブへの配食弁当サービスを導入し、希望すれば弁当配達を選択できる体制を整備します。

  • 学童クラブへの配食弁当サービスを提案しました(令和4年3月3日、墨田区議会予算特別委員会)。

  • 順次導入し、36.9%の学童クラブで実施できることになりました(令和6年3月7日、墨田区議会予算特別委員会)。

  • 100%の学童クラブで実施できる体制が整いました(令和6年度)。





スポーツ施設の機能向上 達成(100点)

 王貞治監督(墨田区名誉区民)を生んだ少年野球の聖地である墨田区では、このほかにもソフトボールやテニス、サッカーなど、多くのスポーツが区民の皆様に親しまれています。

 区民の皆様や競技団体からいただきましたご要望を一つずつ協議し、実現していきます。

  • 少年野球チーム「立二ドルフィンズ」「緑スワローズ」を中心とした保護者からの要望を受け、都市整備部と協議しました。その結果、竪川親水公園にボール遊びのできる公園が整備されました(令和4年12月16日)。

  • 堤少年野球場及び墨田五丁目運動広場の代替施設として、旧忍岡高校跡地の区取得が実現しました(令和6年11月28日)。今後、平時はスポーツ施設として、災害時は防災拠点として整備される予定です。

  • 緑町公園にボール遊びのできる公園が整備されます(令和7年度予算)。

  • 錦糸公園少年野球場の人工芝張替えを、スポーツ振興課に提案しています(令和7年3月現在)。

  • 東墨田少年野球場のスコアボードを塗り替えました(令和6年10月)。

  • 東墨田ソフトボール場のポイントについて整備しました(令和7年2月)。

  • テニスコートを宮前橋公園際に移転することを提案。文花児童館の移転と合わせてオムニコートとして整備されることが決定されました(令和6年9月17日、墨田区議会子ども文教委員会・再掲)。



歯科健診・かかりつけ薬剤師の推進 達成(100点)
  • これまで産前産後いずれか1回しか受診できなかった妊産婦歯科検診を産前産後を通じて2回受診することができるようになりました(令和元年度予算)。

  • 自民党予算要望に掲載し、下記の歯科検診を実現しました。

   育メン歯科検診(令和5年度)

   75・79歳(平成30年度)

   77歳(令和2年度)

   81歳(令和4年度)

   83歳(令和6年度)

   85歳(令和7年度)

  • かかりつけ薬剤師の定義について議会で質疑し、数値を向上させるように求めました(令和4年3月23日)。



 

ー公約のほか議会で提案して実現した政策ー


 あずま百樹園にじゃぶじゃぶ池を整備

 あずま百樹園のリニューアル(令和7年2月)に合わせて、子育て世代からの要望が多い、じゃぶじゃぶ池の設置を提案し(令和3年6月14日、墨田区議会地域産業都市委員会)、実現しました。

 







学校給食の徴収免除

 

 学校給食法では、学校給食に関して調理設備及び人件費は公費負担ですが、食材費相当額は保護者負担となっています。


 引続き、保護者が給食費を負担する義務は負っていますが、当面の物価高騰対策として、保護者から給食費を徴収しない取扱いとすることで、事実上の子育て世帯向け給付(年間5万円前後)を実現することができました(令和5年10月)。


 当初、公立小中学校のみの実施とされていましたが、この物価高騰対策という観点からは、公立小中学校だけではなく、私立学校に通う家庭も同一であると主張し、私立小中学校に通う児童・生徒にも同額相当の給付を行うこととなりました。これは23区で唯一実施されている制度となっています。 


 また、もともと保育園は給食費無償化となっていることとの整合性を図るため、私立・公立幼稚園に通う家庭にも、給食費相当額を給付することとなりました(令和7年度〜)。




修学旅行の無償化

 物価高騰により、小中学校の修学旅行の費用が保護者の大きな負担となっています。また、教員による費用回収も負担になっているという声が上がっていました。


 そこで、修学旅行の無償化を提案(令和6年9月17日、墨田区議会子ども文教委員会)、令和7年度から実施されることとなりました。




すみだスポーツ健康センター(東墨田屋内プール)へ事前予約制の導入

 私自身も子どもを連れてプールを使っていましたが、夏は入場制限がかかり、暑い屋外に長時間待つ必要がありました。こうした現状を確認して、事前予約制の導入を提案しました。



自閉症・情緒障害特別支援学級の設置

 発達障害の子どもたちをめぐる問題は、長らく議会で取り上げてきましたが、その中で出会ったあるお母さんと一緒に、墨田区発達障害の子どもを持つ親の会を立ち上げました。


 その後、保護者の皆様から学校教育に関する課題をたくさんいただき、その中で、小中学校に固定学級の設置を目指すこととなりました。


 区議会では、放課後対策・情緒障害児等支援対策特別委員会が設置され、私も委員となって提言を重ね、報告書をまとめ上げました。

 

 これを受けて、令和7年度から自閉症・情緒障害特別支援学級が設置されることとなりました。


 お父さん、お母さんたちが「政治は私たちの声を聞いてくれた。」と涙を流しておられたのが印象的で、感動しました。 


 これからも発達障害に関わる保育園や学校、家庭の問題について、取り組んでいきます。



民泊施設と災害時利用協定を締結

(※写真は墨田区ホームページより引用)


 民泊予約サイト大手・Airbnb Japan社から、地域貢献したいと相談があり、私から災害時の利用協定を提案、区役所の担当部署に仲介しました。


 この結果、Airbnb Japan社と区が「災害時における民泊施設提供の協力に関する協定」を締結し、高齢者や障害者、乳幼児、妊産婦等、避難所での生活に特段の配慮を必要とする方々の避難先として、民泊(個室)を提供することができるようになりました。


 

わんぱく天国を楽しいプレイパークに!

 開園以来、多くの子どもたちに親しまれてきたわんぱく天国(押上)ですが、施設の老朽化やプレイパークとしての役割に課題があり、議会で、千葉大学の知見を借りた抜本的な改革を提案しました(令和5年11月2日、墨田区議会決算特別委員会)。


 この結果、令和7年度予算に改修費用が付き、令和9年度中に改修が完了する見込みです。この後は、単なる公園ではなく、「遊び教育の場」(プレイパーク)として生まれ変わるように、提案を続けていきます。



曳舟川通りに旧橋名の復活を

 郷土史研究家の方から、曳舟川通りが通る前の曳舟川には、歌川広重の浮世絵にも描かれるような、いくつもの美しい橋があったと伺い、何かその痕跡が残せないかというご相談をいただきました。


 そこで、道路公園課に掛け合い、添付のような歴史的由来を書いた表札を設置することができました(令和6年度)。


 写真は、曳舟ロイヤルホスト前にあったとされる「鶴土手橋」です。





 

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